「冬の五三川は、どうやってバスを探せばいい?」
そんな疑問を持っている人に、かなり面白い釣行動画がありました。
今回紹介するのは、三原直之さんの「三原節16」。
舞台は岐阜県の大江川と五三川。吐く息が白くなるほど冷え込む一方、日中にはポカポカと暖かくなる、まさに秋と冬の境目のようなタイミングです。
三原さん自身も「苦手なフィールド」と語る大江川・五三川を、ベイトタックル1本で攻略。MJシャドテールを中心に、チャター、アベンタクローラー、ワインドなどを使い分けながら、刻々と変化する状況にアジャストしていきます。
そして、最終的には流れの中でフィーディングするバスを発見。
そこからフィッシュフライ2.4のマイクロワインドへ切り替え、見事にバスをキャッチします。
今回は、この動画の見どころをチャプター付きで紹介しながら、五三川・大江川で冬バスを探すための考え方まで詳しく整理していきます。
三原直之が苦手な大江川・五三川へ
動画の冒頭、三原さんは今回のフィールドについて、かなり率直に「苦手」と話しています。
舞台は岐阜県の大江川、そして五三川。
しかも季節は、吐く息が白くなるような寒い時期です。
それでも目標は明確。
「50アップを釣りたい」
小さなバスを数釣るのではなく、難しいフィールドで大きなバスを狙う。
そのため、今回はベイトタックル1本に絞って勝負します。
この時点で、かなりストイックな釣行です。
朝イチはMJシャドテールからスタート
最初に選んだルアーはMJシャドテール。
ロッドはグラビアス7.3、ラインは20lbクラスのセッティングでスタートしています。
朝はかなり冷え込んでいます。
しかし三原さんが気にしているのは、単純な「冬だからスロー」という考え方ではありません。
むしろ重要なのは、
今の魚が秋寄りなのか、冬寄りなのか。
ここを見極めようとしています。
五三川は「魚が多い=簡単」ではない
三原さんは五三川について、魚が多い印象がある一方で、だからといって「どこにでも魚がいるわけではない」と考えています。
特に自分のように歩きながら広く探していくスタイルとは、少し相性が悪い。
だからこそ今回は、闇雲に歩き回るのではなく、可能性の高いスポットを絞って攻める作戦です。
これは五三川のおかっぱり攻略を考えるうえでも重要なポイント。
広く探すだけではなく、
- 水が動く場所
- カバー
- ベイトがいる場所
- ボトム変化
- 流れの変化
など、「バスがそこにいる理由」を探すことが大切です。
大江川で考える「流れのない川のバス」
大江川へ移動すると、三原さんはフィールドをじっくり観察します。
大江川はマッディなイメージがあり、足元には杭などのカバーも多い。
さらに、この日のように流れが弱い状況では、バスが水中を積極的に泳ぎ回るとは限りません。
そこで出てくるのが、
「カバーに身を寄せているバス」
という考え方です。
バスがカバーに着いているなら、ただワームをフワフワ泳がせるだけでは食わせにくい。
そこで三原さんが意識しているのが、
ルアーをストラクチャーに当てること。
カバーにコンタクトさせ、そこから「プンッ」と抜ける瞬間にリアクションを入れる。
この考え方は、テキサスリグやヘビーダウンショットだけではありません。
メタルバイブ、バイブレーション、シャッド、クランク、スピナーベイトなど、さまざまなルアーで応用できます。
MJシャドテールは「ただ巻き」ではない
今回の釣行で繰り返し登場するMJシャドテール。
一見するとシャッドテールワームなので、ただ巻きで使いたくなります。
しかし三原さんの使い方は少し違います。
狙っているのは、
「物に当てる→ブルンッと外れる」
という瞬間。
これによって、バスのスイッチを入れます。
特に五三川のように沈み木などのストラクチャーがある場所では、この使い方がハマる可能性があります。
ただし、いつでも強いリアクションを入れればいいわけではありません。
天候、風、水温、バスの活性によって「当て方の強弱」を変える。
ここが今回の釣行で何度も出てくる重要な考え方です。
秋と冬の境目は「カレンダー」だけで判断しない
今回かなり面白いのが、季節の考え方です。
撮影時期は冬。
ところが実際には、日中になるとポカポカしてきます。
吐く息は白いのに、水中の魚は完全な冬モードではない。
そこで三原さんは、
寒ければ冬、暖かければ秋。
というように、その日の状況に合わせて釣りを変えていく必要があると説明します。
つまり、
「12月だから冬の釣り」
と決めつけないこと。
これが今回の大きなテーマのひとつです。
暖かくなってチャターへチェンジ
日が昇り、徐々に暖かくなってくると、釣りも変わります。
ここで投入したのが、
1/8ozのブレード+MJシャドテール。
ただし、普通のチャターのように速く巻くわけではありません。
石や木などに当てながら、
超スローに巻く。
ブレードがギリギリ立ち上がっていることが分かるくらいのスピードです。
そして狙うのは、ブレードがストラクチャーに当たって「ブルンッ」と外れる瞬間。
メタルバイブのリフト&フォールとは違い、巻きながら横方向に「ブルン」と抜けるイメージです。
この微妙な変化でバスに口を使わせようとします。
水温は約10℃!それでも「冬」と決めつけない
途中では水温計を使って実際の水温も確認。
表層水温は約10℃。
朝は9℃台だったのではないかと推測しています。
この数字だけを見ると、かなり冬らしく感じます。
しかし、現場ではブルーギルが浮いている。
さらに小バスも確認。
つまり水中の生命感は残っています。
ここから三原さんは、「水温だけではなく魚の状態を見る」という判断に切り替えていきます。
風が吹いた瞬間、秋の釣りへ戻す
さらに状況が変わります。
風が吹いてきました。
それまで試していた冬寄りの釣りから、今度は秋の「ボリューム&スピード」を意識。
三原さんは、秋のバスならルアーを追いかけるようなスピード感が出ると考えています。
ここが今回の釣行で特に面白いところ。
魚が動く条件が出たら、冬の釣りに固執しない。
水温、太陽、風、ベイト。
それぞれの変化を見ながら、釣りそのものを切り替えていきます。
五三川上流ではブルーギルと小バスを確認
2日目の五三川では、さらに状況を細かくチェック。
朝はギルロイドジュニアなども投入しながら、カバー周辺の魚を探します。
その後、五三川の上流エリアへ。
MJシャドテールをノーシンカーで投入し、沈み木やカバーを狙っていきます。
このとき三原さんが意識しているのは、
寒いときほどバスがストラクチャーに寄る
という考え方。
ルアーをカバーに当てて、そこから「ブルン」と外す。
ここでも同じリアクションの考え方が登場します。
フィッシュフライエラストマーのワインドへ
しかし、巻きの釣りではなかなか反応を得られません。
そこで今度は、フィッシュフライエラストマー2.4のマイクロワインドへ。
深い場所や排水機場周辺を意識し、小さなベイトを演出する釣りへ切り替えます。
ここから「暖かい日に浮いてくる魚」を狙う考え方が強くなります。
そしてついにフィーディングバスを発見!
釣行も終盤。
五三川最上流付近で、状況が大きく動きます。
なんと、水のいい場所でバスがフィーディングしている姿を確認。
三原さんはすぐに、
「さっき見えた魚を狙う」
方向へ作戦を変更します。
ここで重要なのは、最初からマイクロワインドをやっていたわけではないこと。
見えた魚の動きから、その魚が何をしているのかを考え、そこに合わせてルアーを変更した
という点です。
「来た!」ついにフィッシュフライ2.4でキャッチ
そして、その判断が結果につながります。
フィッシュフライ2.4を使ったマイクロワインド。
すると、
「来たよ。マジで来た!」
突然ロッドが絞り込まれます。
しかも、かなり引く。
何度も魚を寄せながら、最後は無事にキャッチ。
長い沈黙を破る、待望の1匹です。
なぜマイクロワインドで釣れたのか?
キャッチした後、三原さんはこの1匹について詳しく分析します。
このバスは、流れが当たる場所と当たらない場所の境目付近にいたと推測。
ボトム付近にいて、小魚を追って「ビューン」と動くフィーディングタイプの魚だったと考えています。
そして非常に重要なのが、
水温が10℃を下回るような低水温でも、川のバスは流れを求めてフィーディングすることがある
という発見。
これは今回の釣行で得られた大きなヒントです。
マイクロワインドは「ちょんちょん」が基本
使い方もシンプルです。
ダートするタイプのジグヘッドを使い、まずボトムまで落とす。
そして、
ちょん、ちょん、ちょん。
と軽く動かす。
大きく動かしすぎず、フォール時間を把握しながらボトム付近を丁寧に探っていきます。
今回のようにプレッシャーが高いフィールドでは、定番のライトリグをそのまま投入するのではなく、少し変化を加えることが効いたようです。
12月でもトップウォーター!?
釣行後半は、さらに驚きの展開へ。
なんと12月、クリスマスの時期にアベンタクローラーを投入します。
普通なら「もうトップは無理では?」と思ってしまう季節。
しかし、フィールドを観察すると、
- ブルーギルがいる
- 小バスがいる
- 水が暖かい
- 風が吹く
- 流れがある
という条件が見えてきます。
そこで「秋の魚が残っている可能性」を考え、トップウォーターまで選択肢に入れます。
最後は風+流れ+ベイトに賭ける
夕方。
風が強くなり、ベイトもいる。
さらに水も動いている。
三原さんは、ここで「これはプラス」と判断。
大型の魚が動く可能性を感じ、最後まで巻きの釣りで勝負します。
しかし、最後の一発は出ませんでした。
それでも今回の釣行では、単なる「釣れた・釣れなかった」以上に、冬の五三川・大江川を攻略するためのヒントが大量に詰まっています。
五三川の冬バス攻略で重要だと感じた5つのポイント
今回の動画から、五三川のおかっぱりで参考にしたいポイントを整理すると、次の5つです。
① カレンダーだけで季節を決めない
12月だから冬。
そう決めつけるのではなく、
その日の気温・風・水温・ベイトを見る。
暖かくなれば秋の魚が動く可能性があります。
② 「流れ」を探す
今回のキーワードのひとつが流れ。
流れが当たる場所と当たらない場所の境目でフィーディングするバスが確認されました。
五三川・大江川で釣りをするときも、
「水が動いているか?」
という視点を持っておくと、ポイント選びが変わってきます。
③ カバーは「当てて外す」
カバーがあるからといって、その上をただゆっくり通すだけではありません。
ルアーをストラクチャーに当てる。
そして、
ブルンッ!
と外す。
この一瞬の変化でバスにリアクションさせる。
今回のMJシャドテール攻略で何度も登場した考え方です。
④ ベイトを見つけたら釣りを変える
ブルーギルやボラ、小バスなどの存在も重要です。
魚が見えたことで、三原さんはそれまでの考えを修正していきました。
今回の釣行は、
ルアーを投げながらフィールドを観察することの重要性
を改めて感じさせてくれます。
⑤ 「冬だからスロー」に固執しない
これが一番大きなポイントかもしれません。
寒いからスロー。
暖かいから速く。
そんな単純な二択ではありません。
魚が浮く条件なら巻く。
流れの中でフィーディングしているならワインド。
カバーに着いているならリアクション。
風が吹けば秋の釣りへ戻す。
この柔軟な判断こそ、今回の三原節の面白さです。
まとめ|五三川の冬バスは「季節」ではなく魚を見る
今回の「三原節16」は、五三川・大江川で冬バスを釣るための具体的なルアー紹介だけではありません。
むしろ印象に残ったのは、
「今、魚がどういう状態なのか?」
をひたすら考え続ける姿勢でした。
MJシャドテールでカバーを攻める。
チャターでストラクチャーに当てる。
水温を測る。
ブルーギルや小バスを観察する。
風が吹けば秋の釣りに戻す。
そしてフィーディングバスを見つければ、フィッシュフライ2.4のマイクロワインドへ切り替える。
結果として、低水温の中でもフィーディングするバスを見つけ、見事に1匹をキャッチ。
五三川のおかっぱりで「冬だから釣れない」と感じたときこそ、カレンダーではなく水・風・ベイト・流れ・魚の動きを見てみる。
今回の動画は、そんな基本の大切さを改めて教えてくれる釣行でした。
そして何より、最後まで「50アップ」という目標を追い続ける姿勢が印象的。
五三川で冬の一発を狙うなら、ぜひ参考にしたい釣行です。
釣行詳細
参照動画
投稿日時
2026/02/02
アングラー
三原直之
タックル①
ロッド
ロデアライド リバイバー 700MH-G「テンファイブ」【イマカツ】
リール
グラビアス 7.3 RH【ジーニアス プロジェクト】
ライン
ソラローム エクスレッド 20lb【東レ モノフィラメント】
タックル②
ロッド
ロデオライド リバイバー 70XH「バトルクライ」【イマカツ】
リール
グラビアス 侍 8.1 RH【ジーニアス プロジェクト】
ライン
ソラローム エクスレッド 20lb【東レ モノフィラメント】
タックル③
ロッド
ザグレウス「ドッドパーティー」【ジーニアスプロジェクト】
リール
グラビアス 7.3 RH【ジーニアス プロジェクト】
ライン
ソラローム エクスレッド 13lb【東レ モノフィラメント】
タックル④
ロッド
ロデオライド リバイバー 61UL-M「アンセム」【イマカツ】
リール
セルテート 2506【ダイワ】
ライン
ソラローム ルアー PE 0.6号【東レ モノフィラメント】
パワーゲーム ルアーリーダー 5lb【東レ モノフィラメント】

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